てらのバイク旅

日本社会でガッツリ働きながら海外をバイク旅して、体験したことや感じたこと、旅の情報を綴ります。 モンゴルバイク旅の素晴らしさと情報を発信したいと思い、立ち上げました。

モンゴルバイク旅の準備 道具編

ご無沙汰しています。

そろそろこの夏の予定を考えている人もいるかと思うので、1年経っても書き終わらなそうな日記よりも笑「モンゴルツーリング(単独)の準備」の情報を先にまとめていきたいと思います。

 

海外ソロツーリングなんてどうリスクヘッジすればいいの?をとにかく解消することで、一人でも多くの人にモンゴル(やその他海外)をバイクで旅する素晴らしさを肌で感じてもらいたいです。

 

以前アップした、「モンゴルツーリング情報」編と併せて読んでいただければ幸いです。

 

 

それでは今回は、具体的にどのような準備を行なったのかを紹介したいと思います。

 

日本での準備

 

道具編

ドッペルギャンガー ターポリンサイドバッグ

写真左のやつ(ツーリング後なので汚れてます)

Amazonで安かったため購入。岩手のツーリングで一度使いました。

容量はソフトシェルのサイドバッグとしてしっかり入ると思います。スーツケースに入れて持ち込めるソフトサイドバッグはテント寝袋食料工具、現地で出会う人への手土産など積んで走るために、私としては必須のアイテムだと思いました。

ちなみにハードパニアは転倒時に体が挟まって抜けなくなるという安全面の理由で、この手のツーリングでは敬遠されるという話も聞きました。(私も今回二度下敷きになりましたが、無事一人で抜け出せました笑)

これは完全に私のミスですが、ツーリング終盤でバッグが徐々に下に垂れ下がる形になってマフラーに接触、熱で穴を開けてしまいました。骨折等で余裕がなくなり、確認作業を怠った最後の方に発生したアクシデントでした。こまめにバッグの状態を確認することは必須だと思います。

 

バックパック

リアシートに積載。機内持ち込みのバッグにも使用。

電子機器など一番守りたい物はここに。

サブバッグ

バックパッカーとして使う体の前に掛けられる肩掛けのバッグ。貴重品やカメラもこの中。ツーリングなら小型リュックでもいいと思います。

 

デイトナ バイク用荷台ゴム紐

ツーリング用のシートバッグを持っていなかったので、バックパックを積載するために使用。2.5mのものを買いましたが、長さ調節もできるし非常に良かったです。ちなみに引っ張って緩むテンションだと悪路で荷物が落下したので、長さ調整機能を使ってしっかりテンション掛けることが大切です。

調べて出てきた両サイド&クロスの掛け方で固定すればすこぶる安定したので、ツーリングネットよりもこちらでの積載をお勧めします。

予備に100均の積載用ゴム紐も用意していきましたが、トラブル時に実際使用したのであるとよいと思います。

 

小物類

キタコ ビーバーシーラント(パンク補修剤)

手足のレバー類含めほとんどの部分への転倒リスクが考慮された作りのAG200を手配したとして、恐らく最も懸念される現実的なトラブルがパンクだと思います。私自身チューブタイヤのパンク補修をしたことがなく、方法やコツ自体は色々な方に聞いて教わりましたが、現場で初めてでできる自信はなく、応急処置としてコイツに頼り、状況次第で町で修理をお願いするというイメージでの対策としました。

パンクしたチューブの内側に流し込み、穴を塞ぐイメージだそうです。

今回のツーリングではまあまあキツめのギャップや穴にも突っ込んでしまったり、ヤワいタイヤでは危険そうなシチュエーションも何度かありましたが、空気圧を落とさない状態ではリム打ちする気配もなく、フロント21インチとオフ用サスのAGのパンク耐性は素晴らしいレベルだったので使用せず済みました。(空気圧落としたらわかりません)

オフ車すげー

 

タイヤレバー

自分で直せるとは限らなくても、道具さえあれば通りがかった人に助けてもらえる可能性が高まるという点からも用意。&「技術の習得から逃げるな」と、自分を鼓舞する精神ツール。

 

携帯マルチ工具、スパナ数本、モンキー、プライヤー

プラスマイナス、主だったサイズの六角、スパナ辺りはマイナートラブルでも必要になるので。逆にここらで賄えないような重整備は想定してもしょうがない、助けを呼んで町で整備という考え方です。

どれもAmazonなどで安く売ってる物。

実際活躍したのがプライヤー。抜けないペグを引っこ抜く時や、固くて出せないオピネルの折り畳みナイフを引き出す際に活躍。笑

また、オフロード走行時の定番工具として挙げられますが、シフトペダルなどが折れて自走不能になった時にペダルやレバー代わりになる、バイスプライヤー(ロッキングプライヤー)があるとより安心かも知れません。

 

チェーンルブ

機内持ち込みできる、AZというスプレーでないもの。AGはチェーンがフルカバードだったため使用せず。そうでないバイクでは必須。

 

エアゲージ&空気入れ

パンク対策で空気圧パンパンのまま走ったので使用しませんでしたが、パンクなどで必要になるので。

 

軍手、雑巾

雑巾はサイドバッグとマフラーの間に噛ませて熱対策用。

 

養生テープ

様々なトラブル時に使えるので、マストだと思います。

 

オピネルナイフ

肉買って焼いたり煮たりして食ってやろうと鼻息荒く、まな板代わりのシートまで持参したのに、紐切る以外使わず笑

 

(以下写真なし)

身動きが取れないなど、遭難した際に居場所を知らせる用。すぐに出せる場所に携帯しておきましょう。

 

方位磁針

迷った際の方角を調べる用。実際はスマホMaps.meGoogle mapで完全に賄えました。

 

モバイルバッテリー

今回のAGは味戸さんの好意でUSB給電器を取り付けていただきました、無敵。それでもカメラなどへの給電に活躍。

 

Maps.me

道具ではないですが最も重要と感じたツールがこれ。「デジタルに全乗っかりなんてダセぇ!俺はスマホなど見ないで自分の感覚で進む旅人なんだぜ」と調子に乗っていましたが、その結果道を外れ、要らぬ渡渉で転倒したり、とんでもない大回りをしたり(結果良い思い出ですが)

「時間はいくらでもある、全て受け入れるぜ」というなら別ですが、結論分岐や道が怪しくなったら必ず確認した方がいいです。「今走ってるの道じゃねえ。数十m向こう側だった」みたく、助かったこと数知れず

 

余談というかとても重要な話ですが、「道を外れなければコケないトラブらない」というのが今回いろんな失敗をして得た学びです。

ダートであっても、そこが泥濘地だろうとスリッピーだろうと、道としてならされている場所であれば人間がちゃんと気をつければマシンにトラブルを起こしたり転倒するような路面状況ではないです。

逆に今回転倒したのは全て「道」から外れた場所の走行での極端かつ急に現れる路面状況の変化によるものでした。

草原の丘など、外れてブッ飛ばしても平気な場所もあるんですけどね。

 

ガスについて

野営で欠かせないのが火。どこかで売ってるだろとタカを括って日本からプリムスのバーナーを持参した所、全く合うガスがモンゴルにはありません。売っているのは全てカセットコンロ用のガスです。

僕の場合は味戸さんに紹介していただいた下図のアウトドア用品展で最終的にカセットコンロガスで使うポータブルコンロを購入できことなきを得ましたが、その店以外では全く取り扱いもなかったので、日本からガソリンストーブを持参するのが一番確実かと思います。

ちなみに現地でゲットできたバーナーがコレ。生命線でした。

カセットコンロ用ガスしか手に入りません

https://maps.app.goo.gl/P3GGE1DNeFVsSX3p8?g_st=ic

 

ここの一角にあるアウトドア用品店(現地ではここ以外では見なかった)で売ってました。

 

食料

モンベルフリーズドライリゾット

登山のキツめのテン泊時に助けてもらってる、軽くて小さくて美味しいリーサルウエポン。

4つぐらい持っていきましたが、結局ありがたいことにほぼ食事に困らず、そのまま日本に持ち帰りました。

 

コーヒー

野営といったら必要だろ

日本で粉挽いて持参。

 

スニッカーズ的なバー

アウトドア活動において非常時やカロリー計算間違えてシャリバテした時のために非常食は必ず持参。

 

日本のお菓子

現地でのお礼用。今回は飴細工的な見た目のキレイな砂糖菓子を持参。ガンボルトさんたちに喜んで食べてもらえてよかった。

 

アミノバイタル

体力的にしんどいシチュエーション対策。今回は使わなかった。

 

塩タブ

8月のモンゴルはひたすら爽やかな気候なので同じく使わず。

 

以下、現地で調達した食料

ノーミンスーパーの菓子パン的なの

中にデーツみたいなの入ってるザクザクしたのがメチャウマ。朝メシは現地パン。

 

インスタント麺

缶詰

有り難いことに旅中ご飯ご馳走になりまくったおかげで、ほとんど野営で自炊しませんでした笑

さすがに寂しくって最後わざわざ一日余計に完全野営したぐらい笑

案外外でご飯食べられたりもするので、食事については心配しすぎることはないと思います。町にはスーパーや商店も必ずあるので、最小限で大丈夫。

 

趣味枠

写真現像&バックアップ、日記用のiPad,Go Pro、カメラ用品等

オフロード走行の振動や水没()等でバッグの中でもかなりボロボロになったので、持参する際はある程度そのつもりで。

 

2週間でめちゃ年季入ります

 

その他

薬やファーストエイド、ボディウエットシートなど。

 

ちなみに飛行機乗る際のパッキングはコレ

テント寝袋ヘルメット着替えなど、デジタル機器以外はほぼスーツケースに詰め込みました。

最後にサイドバッグ重ねて(ツーリング終了後に撮ったので汚れてます)
スーツケース閉めるの大変でした笑

 

まとめ

スパナ等の工具類はほとんど使わなかったので、もう少し省けると思いました。

分からないことあれば、質問いただければお答えしますので、お気軽におっしゃってくださいね。