前回の「ゴビ砂漠ツーリング」の続きです。
DAY5 ホンゴル砂丘(ゴビ砂漠)滞在
今日は眼前の長大な砂丘に遊びにいきます。
昨日のゲートを通過してそのまま砂丘の右奥方向に向かいます。多くの車が同じ方向に向かっており、轍もしっかりしたものがたくさん付いているのでトレースします。
比較的すぐ(十数分ぐらい)、車がたくさん停まっており、そして眼前に砂の壁が立ちはだかる核心部に到着します。バイクで行けるノーマルルートのゴールです。
ぜひ試しにちょっとだけ砂漠に踏み込んで走ってみてください。
ここならもしスタックしても砂も深くないし最悪人も必ずいるし、なんとでもなります。
ただサイドスタンドは余裕で沈みます。何か下に敷いて停めてね。
ここまで来たらハイライト、砂丘の上に登りましょう。
ブーツを脱いで、裸足で上がると気持ちいいらしいです。
ただ、見上げると完全に「山」です。
相当な斜面の長い登り、しかも足元はサラッサラの砂なので重力で下に持っていかれる。
小1時間は覚悟してください。完全に登山です。心折れます。横では砂丘をソリ滑りで遊んでる人たちがいます。下りたくなります。
でもこんな所まで来たのに登らないのは勿体無いのでがんばってください。メンタルの勝負です。
日本で山登りしててよかったと思いました。

そのまま帰るのははっきり言ってキツい(ブルガンより前で体力か時間が尽きる)ので、もう一泊を勧めます。
朝に夕に砂漠の雄大な自然を感じてくださいね。ツーリストゲルの人に声掛けて、ラクダに乗って遊んでもいいかも知れません。
中1泊見ることで天候や体調のバッファにもなります。
ただ日程がタイトな人は途中まで戻って草原キャンプもありです。
●砂漠の罠の話
実はこのホンゴル砂丘、バヤンザグ方面以外からでも来られます。地図を見ると、南ゴビの拠点ダルンザドガドから南周り、ヨリーン・アム渓谷回りや、さらに南の町、セブレイソムからも行けはします。
ただ結論、必ず僕がここで紹介したルートで往復してください。

ヨリーン・アムとブルガンを結ぶ縦のルートはおそらく砂漠走行です。
ビッグKTMを駆る上級者ライダーの方もここでスタック、灼熱の砂漠の中、サイドパニアのフタ外してスコップ代わりにしてやっとバイクを掘り出したらしいです。
サンド経験が豊富でない人はきっと行くも戻るもできないでしょう。
ヨリーン・アム行きたい人はダルンザドガド戻ってからアクセスしてください。
ちなみに僕は南部セブレイソムからそこで出会った地元の方に連れてってもらい、本当に「ただの砂漠」を越えるルートでしたが、単独では死んでいたと思います。

もう一つ、南ゴビ地方に生える、白い低潅木。ダートの草かと思って踏み抜くと100%パンクします。

DAY6 ホンゴル砂丘〜ダルンザドガド周辺
ここから復路です。半日で中継地ブルガン、そこからさらに半日ダートを走り抜けばダルンザドガド。はっきり言ってキツいです。
日程に余裕があるなら途中ブルガン、バヤンザグ周辺で1泊、進みたければダルンザドガドへの道の途中で野営してください。
ゴビの鉄則、「焦らず、ゆっくり」で。
DAY7 ダルンザドガド〜Tsagaan Suvarga (White Stupa)
時間に余裕がある人は、ダルンザドガド経由で南ゴビの他の名所、Tsagaan Suvarga (White Stupa) やYolyn Amに行っても良いと思います。
ただ、ここらで野営疲れもあるでしょうから、ダルンザドガドで往路の宿に戻って体を休めるのが一番のおすすめかも知れません。
ここらは柔軟に組み合わせてみてください。
予備日的意味も含め、ここで1日カウントとします。
DAY8 ダルンザドガド周辺〜マンダルゴビ周辺
ダルンザドガドから1日でウランバートルまで戻るのは小、中型バイクでは厳しいので、ここでも中1日みます。
僕はマンダルゴビの少し上(確かドゥンドゴビ辺り?)の町からも道路からも少し離れた辺り、遠目に文明感じるぐらいの場所で居心地良さそう場所を見繕って野営しました。
モンゴルのカントリーサイドは治安的リスクを感じる雰囲気は少なくとも僕は全然感じなかったので、注意していたのは地形にハマらないかぐらいでした。
あとゲルが近くにある場合、夜になると番犬たちが突然猛り始めるので、中途半端な射程圏内だとそれが一番危険かも知れません(面通し済みの時除く)。
モンゴルの犬、マジでこええから。
DAY9 ウランバートル帰着
北上していくと次第に気温も涼しくなり、起伏があり、草原主体の中央モンゴルらしい景色に変化して「戻ってきた」という感覚になります。そうなるとゴールはもう目前です。
諸々余裕がある方は、ウランバートルの守り神、ボグド・ハーン山周辺に寄り道などしてもいいと思います。
南のゾーン・モドには博物館やチベット仏教寺院、ハイキングもできるみたいです。東のナライハ周辺には草原や巨大チンギスハーン、開発はされていますがツアー等で非常に有名なテレルジ国立公園もあったりします。
とにかく、ここで長く過酷だった南ゴビ方面の旅はおしまいです。
お疲れ様でした。
まとめ

中央モンゴルの水と緑豊かで雄大、穏やかなモンゴルとはひと味違う、広大で過酷、機械や体調面でのトラブルリスクも高い方面でしたが、他では味わえない魅力を持った地域というのもまた事実です。
僕はゴビの旅中は大変だったことも多かったですが、過酷だったからこそ、草原のモンゴルとは全く違う世界を全身で体験でき、多くの出会いや経験も得られ、行ってよかったと心から思っています。
我こそは別班であるというアナタや、バイクで砂漠を旅する経験をしてみたいアナタ、そうでなくてもゴビ砂漠という響きに琴線が触れるアナタ、ぜひよく準備して検討してみてください。
よい旅を。














