てらのバイク旅

日本社会でガッツリ働きながら海外をバイク旅して、体験したことや感じたこと、旅の情報を綴ります。 モンゴルバイク旅の素晴らしさと情報を発信したいと思い、立ち上げました。

モンゴルの休日

83日(木)

9時頃にのんびり起床し、朝ご飯を頂く。

予定パツパツの通常の旅行だと味わえない、時間に縛られないゆったり感にとても大きな喜びを感じる。みんな休み死ぬ気で取るのだ。普段ちゃんと仕事してりゃ案外通ったりするかも。

 

朝食いただきながら味戸さんとまたゆったりお話しながら過ごしつつ(幸せ)、頃合でバイクの説明を受ける。

今回の相棒、AG200



コケて打ったり折れたりしそうな場所全て、いかにも丈夫な鉄パイプで完全ガードされてる

サイドスタンドも両側に付いてて非常時のメンテナンスにも役立ちそうだし、チェーンもフルカバーされてるし、ぐうの音も出ないほどの無敵感

 

燃費もかなり伸びそうと、KLXの経験と憶測から、この時は浮かれていた。この旅1つ目の大アクシデントに繋がるとも知らず

 

さて、文無しsimなし野営のガスなしだったので用足しDAY

ウランバートルは混雑するからと、近くの町のハーンバンクという銀行を紹介していただいたが、行ってみると「口座がないと両替できない」とのこと

当初の予定通りウランバートルへ。

市内に近付くと渋滞がすごい。けど、すり抜けしてると車がみんな寄ってくれる。モンゴル人、運転は荒いけど優しいぜ。

 

市内で調べてあった両替商ポイント(ハーンバンクでも同じ場所を教えてくれた)で適当な両替屋に入り、路銀をまとめて両替。2週間でとりあえず5万円あれば十分だろうという目算。

現地の通貨トゥグルクは、100トゥグルク=4円。10000400円。かなり数字が大きくなる系。

 

で、やりやがった。

紙幣を確認していると、端数が入ってない。指摘するとすぐ渡したが、きちんと残りのン十万という大量の紙幣を数えたら、今度はまあまあの単位で抜いてやがった。さっきの端数はブラフか。

こちらも全く悪びれずに残額を渡してくる。極めつけにお仲間は笑顔で「ジャパン、ナイス」とか言っちゃってお見送りしやがる。

さすがバルカ、ここは日本じゃない、奴らが正義だ(実際はそんなモンゴル人、ほとんどいないっすよ!笑)

乃木も何度も通った広場(VIVANTロケ地)

simUNITELというキャリアが郊外でも通じやすいとのことで、市内中心部の一番大きくて有名なお店、ノーミン(nomin)デパートに買いに行く。ちなみにノーミンスーパーはモンゴルの頼れる覇権スーパー。

蒙古最大、ノーミンデパート

コロナ前情報では2階とのことだったが改装したのか、5階にショップ。

こちらは地元の要領得ないじいちゃんがショップのお姉さんに手間掛けてる以外は、特に問題なく購入。プランも前情報と違って電話とネットのパッケージプランで、日数およびギガ数の選択だったけど、どちらにしろ数百円で滞在分賄えるので問題なし。

 

腹ごしらえはノーミン前の交差点渡った先のメシ屋の並びにある、ちょっと都会的なモンゴル料理屋で炒めたきしめんみたいなのを食う。量が2人前ぐらい入ってるが、肉の味が良くて美味い。

 

で、一番の問題だったのがガス。出国時「きっと売ってるだろ」ぐらいでプリムスのガスバーナーを持参し、手荷物預けできないガスはモンゴルで買うつもりだった。

が、見事に影も形もない。大きな店、アウトドア用品扱ってる店等散々探したが、あるのはカセットコンロ用のガスのみ。それに着火させるのは手で持つしかない着火用のガスバーナーか、卓上コンロの2択。

2週間の行程中全ての野営で湯がないというのは、死活問題に近い。

56件目ぐらいで日本語話せる客がいたので聞いてみたが、モンゴルにはこの形しかないと言われ、相当探し回って疲労も溜まっていたこともあり、大荷物覚悟で渋々カセットコンロを購入。

 

ところが。

朝、味戸さんに教えていただいた、宿のすぐそばのノーミンスーパー敷地内にあるアウトドア屋に最後試しに寄ってみると、

 

こんなにちっさい素敵なバーナーが。。

カセットコンロ用ガスで使えるミニコン

「さっき買った俺のコンロと物々交換できませんか?」

値段は俺のものの方が高いしイケるのではと踏み持ちかけてみたところ、交換成功。さすがモンゴル。この柔軟さ、日本人も見習うといい。

そして帰り際に「welcome to Mongolia!

今度のは素直に嬉しかった。笑

てか先にこっち行けや俺。

ドタバタだったけど、これでコンパクトな荷物でラーメン食ったりコーヒー飲んだりできる。よかった。。

モンゴルにはバイクと燃料を共有できる、ガソリンストーブ持参するといいと思います。

 

Relax Houseから見たモンゴル。夕暮れが美しい

宿に戻ると昨日のドライバーのご家族(味戸さんの奥さまの兄弟の夫婦とのこと)とバーベキューの支度をされており、お呼ばれいただいた。

ある程度食べ終わって落ち着いた頃、味戸さんの携帯になにやら連絡が。

「今から軽トラにサウナを乗っけた日本人が突然来るらしい」とのこと。

情報量が多い。

 

 



来た。

 

本当にサウナ積んでやがる。

 

およそ常人には想像すら叶わない発想力。チビる。

聞くとモンゴルスタートでユーラシア横断し、最後サウナ号の生まれ故郷の東南アジアに戻ってくる計画らしい。

インド人がサウナに入った感想もらえるとか考えたら夜も眠れない

世界中の人々をととのえてくれ。応援してるぜ!

 

夢に向かって突き進むサウナ青年と午前様まで語り、就寝。今日も遅くなっちまった。そしていい1日だった。