てらのバイク旅

日本社会でガッツリ働きながら海外をバイク旅して、体験したことや感じたこと、旅の情報を綴ります。 モンゴルバイク旅の素晴らしさと情報を発信したいと思い、立ち上げました。

モンゴル旅、出発

ゆうべも遅かったので、今日ものんびり9時まで寝る。日本でも通常ツーリング開始日にこんなのんびりなんてあり得ないので、ほんとストレスレス。こういう時間の積み重ねがきっと心身の健康に繋がるんだろう。

Relax house 様々な国から来た来た旅人の足跡が貼られている

リビングでゆっくりコーヒーいただきながら今日からのルートの検討&再確認。紙の地図はこういう行程を組み立てたり俯瞰したりする際に「ここを抜けてこちらを回るとこの日程の中では面白いルート編成になりそう」みたくイメージしながら直感的にラインを描ける。なので俺はあった方がいいと思う。

 

のんびりも満喫したしそろそろ出発。

モンゴル着いてからずっと喋りっぱなしだったので結局パッキングもギリギリになり、ここからバイクに取り付け。

味戸さんにUSB電源取り付けていただいたので(お忙しい中ありがとうございました!)、無敵旅仕様のAG200が完成した。

まだキレイな頃のAG号

いよいよ出発という時に、同じく出発準備していた軽トラサウナ号の二人も見送りに来てくれた。

バイクとサウナ、異種すぎる旅スタイル同士の記念撮影。

互いにがんばろうな!



のんびりすぎる出発だったので、昼メシを食えるうちに食わねばと思い、出発したと思ったらすぐにメシ屋探し。笑

昨日最初に両替しに来た近所の町の道沿いで一軒やってそうな雰囲気の店があったので入る。

するとあらまあ可愛い可愛い店員さん。一生懸命接客してくれる。

ヤポン(日本人)が珍しかったのか、ツーショをお願いされたので、俺のスマホでも撮ろうとしたら、ほかの子達も

スッ スッ

と無言でポーズをとってフレームイン。か、可愛い。

ちなみにこの日、お店関係のお父さんの誕生日パーティーだったらしく、一緒にちょっとお祝いさせてもらった。

ここでも公私の隔てのなさを感じる。

ボーズ(餃子)的なものの入った、ミルクベースのスープ

改めて出発したが、頼んだメニューのボリュームが足りず(水餃子みたいなのを頼んだつもりだったが、スープの位置づけ程度のものだったっぽい)、ウランバートル市内のコンビニに寄ってピロシキみたいなものを2個ぐらい食う。今度は逆に密度高めの粉もんで重たい。笑

 

大渋滞のウランバートルTOKYOシティで培ったすり抜けでなんとかかんとか泳ぎ切り、やっと郊外に出る。

アスファルトの道は基本よく舗装されてるが、時々穴ボコトラップがあったり、AGのフロントが急に蛇行し始める(怖い!)妙なグリップの舗装だったりで、案外気が抜けない。羊やら牛やらもお構いなしに横断してる。



夕方になり、道路沿いのサービスエリア的な施設に遭遇。目の前に食い物があると食わずにはいられない習性があるので、早めの晩メシにする。

こういう所は写真もあってわかりやすい

蒙古肉、美味ぇっす

 

のんびりしすぎたので当初の見積もりよりも進まず、ウランバートルのお隣、ルン郡の川の近くで道路から離れ、適当な場所で野営。

溢れる羊と荷物

よしよし、自然の中で、自分が決めた場所で野営だとルンルンしていたのも束の間。

 

この辺り、とんでもない数のハエがいやがった。

自分の生息域に突如現れる有機物の俺に、とんでもない勢いで集まりやがるハエ共。全身から顔の穴という穴まで小バエまみれに。鼻に入る度鼻水も出る。

こんなん聞いてねーと思いながら必死で払っても蚊取り線香焚いても、持参した虫除けスプレー浴びまくっても全く効果なし。もしかしたら今後もこんな感じなのか?(結局この日だけだった)とかまで考え、ハエにガリガリメンタル削られる。さらに風も強く、慌てて焚いた蚊取り線香の上にペグダウン前のテントが飛び、ステラリッジに穴が。(養生テープで塞いだ)

余談だけどモンゴルバイク旅はとにかく日本の山やツーリングでは考えられないぐらい装備がダメージを受けた。オフロードをバイクで身ひとつの旅をするってのはそういうものなんだろう。

 

その厄介めな風だけど、吹いた時だけハエどもが吹き飛ばされていなくなる。

その隙間を狙って写真を撮ったりした。

なんだかんだでモンゴル初野営、嬉しい

草原の遥か遠くの遠雷を眺めながら就寝。初のモンゴル野営はなかなか骨が折れた。