てらのバイク旅

日本社会でガッツリ働きながら海外をバイク旅して、体験したことや感じたこと、旅の情報を綴ります。 モンゴルバイク旅の素晴らしさと情報を発信したいと思い、立ち上げました。

モンゴルツーリングって、個人でやれるの?



こんにちは。てらです。

今回はモンゴルで単独ツーリングを行うに当たって、「実際、ソロでやれるの?」「モンゴルってどのぐらいの難易度?」「注意するポイントってどんなのがあるの?」という辺りをあくまで一般ライダーの目線でお話できればと思います。

モンゴル嗜まれている皆さん、スゴイ人たちばっかなので、ツーリングレベルスライムベスぐらいの僕目線でお送りします。

◇運転難易度について

       モンゴル            ★★★☆☆

参考   ラダック      ★★☆☆☆

             日本のフラット林道 ★☆☆☆☆

地図上で太い道になっている場所でもダートの場所が多かったりとラダックなどと比較してもオフロード走行の割合が多く、多少は慣れていないとしんどく感じるかも知れません。逆に「おい早くダート食わせろ」みたいな人にとってはヘブン以外の何物でもないと思います。(ゲロ吐きたい人用ではないです笑)

路面はフブスグル湖周辺地域やゴビ砂漠など、一部を除けば大荒れしている訳でもなく(穴ボコはえげつない所ありますが)、オフロードの基本を体験したことのある人なら調子に乗らなければ快走(or無事通過)できる道がほとんどだと思います。

ラダックはザンスカール新道など一部を除けばオフロードそれほど経験なくても走破できそうなのに対して、モンゴルは全くの未経験の人にはあまり薦めることができないのは事実です。逆に日本で林道ツーリングを嗜まれていたり、ラダック辺りを経験されている方に対しては「次のステップ」としてとても走りでのある場所だと思います。

「北海道がとても小さく感じる」という声もあるらしく(実際そういうイメージを感じました)、そちらのネクストステージとしても最高だと思います。

これは実体験ではなく話や画像等からの主観ですが、運転技術の話で言えば、モンゴルを抜けられれば多くのユーラシア大陸は行けそうな気がするので、「試しの地」という捉え方をすることもアリと思います。

オフの中で一番難しいと言われるサンド=砂漠もあるので、お仲間いれば(or自信あれば)そちらに挑戦することもできるので、そういう用途でもぜひ!

リスクヘッジについて

モンゴルを単独でバイク旅する際に最も気になる点のひとつが、「不慮のトラブルの際どうすればよいか」だと思います。これがクリアできずに諦めている方がきっと多いかと。かくいう私もここでかなり悩み、試行錯誤しました。大草原でただ一人。故障やパンクの際、どうすれば

というのも私自身の整備レベルは

「ミラーなど、簡単な工具でネジを回せば取れる部品の交換程度はできるけど、パンク修理はおろかオイル交換も自分でしない」

という、バイク大好き人間としては恥ずかしいほどの「乗りっぱなし」です。。(やっと最近オフ遊びで、簡単な修理だけ先輩方と一緒にやるようになりました)

ちなみに今回2週間、モンゴルを一人旅して得た感覚値としては、

「確かにダート自体は多いものの、マップから外れなければ車も通るしゲルもある(助けてくれる人がいる)。そして空気圧をあまり落とさず、「壊さないこと」を第一に、慎重に「道」を走っている以上、重大な転倒やパンクその他トラブルにはそうそう陥らない=必要以上にバイクのトラブルを心配することはない」

という風に感じました。(後述するAGの話も参考にしてください)

車が通らないような場所を通る際は「最後のゲルからどれぐらいの距離かな」ということを意識して走ると良いと思います。車も通らない、助けを呼びに行ける距離に人がいない場所へは基本突っ込まない。(普通に旅してるとそんなにそういう場所に行くことはないです)

ただ気付かない内に道を外れてしまったり、場所によっては交通量が多くない所もあるなど、対策は必要です。

次回は(長くなっちゃうと読みづらくなりそうなので)実際に私が一人旅への備えとして用意した道具類と考え方を紹介していきたいと思います。